DAY 10 イベント盛りだくさんな1日

  • 2015/10/28

まずは調布でおやこさんぽ!

各地のco-baではさまざまなイベントが行われています。大塚のco-ba ROYAL ANNEXで始まった「としまおやこさんぽ」もその1つ。co-ba ROYAL ANNEXの会員である「のあそびっこデザイナー」の相原里沙さんが主催されています。
co-baつながりで調布での開催が始まって今回は3回目とのこと。おじさん1人が参加しても大丈夫かなぁなどと思いつつ、京王線調布駅から徒歩6分、co-ba chofuを目指します。私も7月に息子が産まれたばかりなので、今日はパパとして勉強です。

集合は、co-ba chofuのコミュニティマネージャー薩川さんのご自宅(この住まいについてもまた後日レポートします)。
まずは今日のコースを考える。今回はバスに乗って多摩川方面に行くことに。主催の相原さんと参加した3組の親子と一緒に出掛けます。

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▲マップをみながら作戦会議

都内でバスに乗るのは初めてだったので私にとってもちょっと冒険でしたがICカードが使えてよかった。どこまで行くのかなぁと思っていたら急に後ろから「ここで降りる!」という声が。きっとあっちに川があるから、という感じで多摩川に向かいます。

子供たちは途中で気になることがある度に立ち止まってしまうけど、「早く行くよ!」とかは言わない。おやこさんぽは子どもが主役だから子どもの興味に大人が乗っかるのです。普段は目的地も歩きながら子どもが決めていくのだとか。

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▲川が見えると大人でも近づいてみたくなりますよね

夕方の多摩川には水遊びをするお兄さんたちが。子どもたちもつられて水に入って遊びます。子どもは1人1人やりたいことも気になることも違っていておもしろい。学生もきっと同じなんだろうけど、いつの間にやら同じ場所で、同じ時間に、同じように接することに慣れてしまっていたなとちょっと反省しつつ。微笑ましく見ていました。

帰りに堤防に上がったらチューバの練習をするお兄さんに遭遇。子どもたちにつれられて大人も近づいてみたら優しいお兄さんは実際に吹いてみてくれました。大きな音に子どもたちは大興奮。筋書きがないさんぽだからこういう出会いもあるんですね。

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▲チューバの練習をするお兄さんに遭遇。大きな楽器と音に大興奮!

このイベントが「こどもさんぽ」ではなく「おやこさんぽ」なのは、大人が子どもをただ“見守る”のではなくて、大人も子どもも一緒に楽しむからなのかなぁと感じた初参加でした。広島にもこんなイベントがあったら楽しいな。

夜はco-ba libraryでEventSalon

子どもたちとの楽しい触れ合いの後は渋谷に戻って次のイベントへ。

「EventSalon」は“イベント主催者が集まり、イベント主催者から学ぶ”というイベント。8回目となる今回は「つながりが生まれるイベントのつくり方」というテーマでジャンルの異なる5人の方のプレゼンがありました。

「旅祭」小泉翔氏
「としま会議」中島明氏
「東京レインボープライド」杉山文野氏
「ママプロぐんま」都丸一昭氏
「茶ッカソン」角野賢一氏

まったく異なる5つのイベント、共通しているのは“まず主催者が楽しむこと”、そして“参加者どうしをつなげるとどんな化学反応が起きるかをイメージすること”かなと思いました。

プレゼンを聞きながら、教員にもイベントを企画・運営する力って必要だなと感じました。何らかの場を用意して、そこに参加する学生どうしを何かのきっかけでつなげてどう学ぶ意欲を引き出すか。学校に戻っていろいろとチャレンジしてみたいと思います。

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▲今回は5人のイベント主催者のプレゼンが聞けました

EventSalonの主催メンバーの1人でもある中島明さんのプレゼンも。明日参加予定の「としま会議」について話していただきました。以前からとても気になっていた「としま会議」。中島さんが1年半前まで「このまち終わってるな」と思っていた豊島区。仲間たちと動き出したことで何がどう変わったのか。明日はそれを確かめに豊島区まで行ってきます。

EventSalon vol.8 http://eventsalon8.peatix.com/

◆今日のみっちー日記◆
10/28(水)・晴れ
・大人の“当たり前”を疑ってみる。子どもの目線で見ると地域はもっとおもしろくなりそう。
・イベントは主催者側があれこれし過ぎない方がいいのかも。でも参加者のコミュニティをどう生み出すかはちゃんとイメージする。
・イベント主催者はみんな魅力的。きっと自ら楽しんでいることが伝わるからだろうな。

Profile  光井周平

1983年広島生まれ。幼少期から城好きだったことが要因で中学校卒業後に呉工業高等専門学校(呉高専)建築学科に入学。 卒業後は広島大学に編入学をして、大学院工学研究科博士課程前期、後期を経て母校である呉高専に教員となる。 専門分野は建築構造で、助教として主に木造建築に関する研究をしている。 学生とともに呉市両城の空き家再生プロジェクトに取り組み始めて以来、“場(空間)”と“そこに集う人々”が地域の活性化に どのような役割を果たすのかに関心がある。2015年10月から12月まで民間企業研修のためツクルバで活動中。