2018年8月17日から9月7日の間、インターンシップ生としてco-ba koriyamaをお手伝いしてくださった宮崎瞳さん。
宮崎さんがインターンシップ中にco-ba利用者の皆さんに、起業のきっかけや現在のお仕事について、今後の展望などについてインタビューしていただきました。
5名の方にご協力いただいた、宮崎さんのインタビュー記事を掲載いたします!
満井みさ子さん(ライターさん)
満井さんは、今まで様々な人達に取材をし、記事を書かれてきました。ライターさんになって18年目の経験豊富な満井さんですが、自身は「私は文章を書くことが上手だと思ったことはない、得意ではない」とおっしゃっていました…。
私は満井さんの記事をいくつか読ませていただきましたが、言葉遣いや表現のうまさ、自分だったら絶対にかけないような記事ばかりでした。
記事を書くといった以外にも日本茶検定1級を取得していたり趣味でバイクにも乗られている満井さん。
そして、最後までインタビューを続けていると、思いもよらない夢があったり…。とにかくすごい方だと思いました。
そんな満井さんにお話を伺いました!
Qライターの仕事を始めたきっかけは何ですか?
小さい頃から私は文章や絵を描くことが好きでした。
大学を卒業してから営業や事務の仕事をしていましたが、心のどこかで、モノを書くということに対して憧れをもっていました。
会社員をやめたあと、地元の子育て情報誌の仕事に関わりました。チャンスが自分のところに巡ってきたのですぐに捕まえたって感じですね。
やりたかったことが、ここでできると思いました。
Q記事を書くときに一番意識していることはなんですか?
「まずはまともな文章を書く、ということです。それと、取材をする際にはテープレコーダーを使うようにしています。それはなぜかというと、その人ならではの言い回しや言葉の選び方が必ずあると思うんです。
そういったことをきちんと文章に反映させたいからです。」
Qこの仕事をやっていて良かったと思うことはなんですか?
「人とのつながりが多いことです。取材を通して、また会いたい、と思える人に出会えたり、そこからご縁ができることです。それに私は色んな人と実際に会ってお話しを聞いたりするのがすごく好きで。それが私の喜びでもあるんです。
フリーランスなので、自分で決めなくてはいけないことが多いけど、その分自由に仕事ができることです。全てが良いことばかりではないけれど、仕事って想いがあれば道が開くと思うんですよね。」
Q大変だったこと、つらかったことを教えてください
「出来上がった原稿を全否定されることもあって、それは辛かったですね。
でも、よくしたいという思いはあるので、めげないようにしています!
こういったことが少なくなるように、取材をしたらすぐに素材をまとめて、取材した方がどういったことを伝えたいのかを理解するようにします。その人が伝えたいことはその人の言葉のなかに絶対あるので。」
Q“めげない”ようにするモチベーションは何ですか?
「ひとつは、より良いものにしたいという思いです。
本当にちゃんと伝えきれているのかに、立ち返って向き合うことを、いつも意識しています。
といってもめげていることが多いんですけどね……。
後は単純に、依頼主から修正依頼がきたら基本的には直します。こちらの考えを伝えながらも依頼主の方の意見とすりあわせながらやっていくことですね。
修正がくるっていうのはなにかが足りないとか読みづらい、とかだと思うんですよね。相手がなぜ直してほしいのかというのがわかれば、積極的に直したいと思いますね。」
Q今後のビジョンを教えてください。
「今まではどちらかというと自分で看板をあげないで仕事をただ待っているような状態だったので、ちゃんと私が提供できる商品をわかりやすくまとめて、
提案していけるようにしたいですね。
あと、話が少しずれちゃうんですけど…
私が今までやった仕事の中で一番楽しくて、これから一番やりたいというのは、企業の社史制作なんです。
会社創立**周年などの時に、会社で記念誌を出したりすることがあるんですよね。昔の資料などを年表に並べていって、その時代の、その会社のトピックスを整理する、そういった仕事が本当に好きで…(笑)今でも憧れです。
なので、社史や創業時の記録などを掘り起こして、創業時の想いを事業を通してどう実現してきたかなどをまとめて、伝える仕事がしたいですね。」
Qどうしてそういった仕事に興味があるんですか?
「高校の時、世界史や地理、現代社会の授業が好きでした。なので、そう行った勉強ができる大学へ行ったんです。
昔なにがあったのか、時代背景の書いてある本などを読むことが元々好きだったからです。なぜかというと、1つは私が高校生だった1980年代にビートルズの再ブームがあって、その流れで1960年代のカルチャーを解説した本が出たんですね。その本を、おもしろくて何度も何度も読んでいました。
何年何月になにがあったかを見たりしていて…。
自分が生まれるちょっと前の時代や自分が生まれた時代はどういう時代だったのか、何があったのか知ることができた。その時の感激が今も忘れられないのかもしれません。」
[Profile] 満井みさ子さん
ライター