2019年2月から3月の間、インターンシップ生としてco-ba koriyamaをお手伝いしてくださった桝永 衣沙奈さんと岡村 圭祐さん。
お2人にco-ba利用者の皆さんの、起業のきっかけや現在のお仕事について、今後の展望などインタビューしていただきました。
8名の方にご協力いただいた、インタビュー記事を掲載いたします!
聞き手/桝永 衣沙奈 岡村 圭祐
文/桝永 衣沙奈
カメラマン/桝永 衣沙奈
いつも笑顔。2児のお母さん起業家
クラウド会計を中心としたクラウドツールの組み合わせを提案することで企業の課題解決をする会計コンサルタントの宗像春望さん。いつも笑顔で、話しているだけで自然と楽しい気持ちになります。
そんな春望さんに起業したきっかけ、人生について話を聞きました。
カスミ奏 宗像春望(むなかた・かすみ)さん
Qロゴについて教えてください。
「私の名前にも入っているかすみ草をモチーフにしています。
花には様々な花言葉がありますが、かすみ草は組み合わせる花によって花言葉が違うんです。
会計コンサルタントの仕事は、それぞれの会社によって課題も解決策も違うので、その会社にあった解決策で、お客様の経営を引き立てるような仕事ができたらいいという思いからこのロゴにしました。」
自身の経験をふまえ、多様な働き方を応援
Qクラウド会計を活用した会計コンサルタントをしているそうですが、どんなことができますか?
「クラウド会計は様々なツールと連携し、作業の一部を自動化することができるので、効率化が図れます。
今まで手入力だったデータ化が自動化されるので、適時、会計の情報を知ることができます。また、いろんな業務をクラウド化することにより、時間や場所に制約されない、様々な生活スタイルに合わせた働き方、多様な働き方を可能にします。」
Q起業した理由はなんですか
「いろいろなことのタイミングが重なり起業につながりました。
会計クラウドを初めて知った時、ワクワクが止まらなくて…(笑)
この便利なツールを使って、色々なことをしたい、色々な人に広めたいと思いました。
また、子育てをする中で時間に制約ができ、出産前と同じように仕事ができないことにもどかしさを感じていた時期でもあり、クラウドという柔軟性にますます魅力を感じていました。
他にも、青森で地域活性化のために何かしたいという話を社長さんとする機会があったりと、いろんなことのタイミングが重なり起業しました。」
Q起業前と後で変わったことはなんですか
「自分のしたいことを具現化できるスピードが早くなったことです。
起業すると働き方の制約が無いので、したいと思ったことを行動に移すことでどんどん形になっていくことが嬉しいです。自分の目指す形を伝えることで、様々な人とつながり、自分の頭の中にイメージしているものが、具現化されていくことがとても楽しくもあり、周りに支えられて今の自分があるということを一段と強く感じるようになりました。
また時間や場所に縛られることはないので、子供が病気になった時は看病しながら仕事ができるなど子育てもしやすくなりました。」
ふるさと青森と郡山の二拠点で活動
Q青森での活動を教えてください
「地域活性化につながるような二つの活動をしています。
一つ目は、青森の中小企業に、クラウド会計を導入による劇的な業務効率化のお手伝いです。
二つ目は、地元青森県内の商業高校で、より実践的な簿記の授業や、多様な働き方などのキャリア形成などに取り組みたいと思っています。時代が変化しているのに、簿記の授業の内容が何十年も変わらないことを知り、自分にやれることはないかと思っていたところ、授業に関わる機会をいただきました。実務での会計の仕事とのギャップを埋めるような授業をしたり、文化祭では、模擬店にPOSレジを導入し、それぞれの店舗での売上をクラウド会計で集計したりなど、楽しく学べるようなカリキュラムを考えています。」
Q人生で意識していることはなんですか
「モチベーションを保つことです。会計の専門学校に通っていた時、資格を取るためにたくさん勉強をしたんです。高校時代嫌いだった簿記の勉強が、専門学校ではわかるようになるのが楽しくて、毎日夢中で勉強しました。その経験が今でも自信になっています。どんなことも楽しければ続くんです。そのために自分の苦手なことを理解し、物事を楽しいことに変換するようにしています。それがモチベーションを保つ秘訣です。」