co-ba koriyama 起業家インタビュー①にり屋 清野晃紀(ニリー)さん

  • 2019/05/18

2019年2月から3月の間、インターンシップ生としてco-ba koriyamaをお手伝いしてくださった桝永 衣沙奈さんと岡村 圭祐さん。

お2人にco-ba利用者の皆さんの、起業のきっかけや現在のお仕事について、今後の展望などインタビューしていただきました。

8名の方にご協力いただいた、インタビュー記事を掲載いたします!

聞き手/桝永 衣沙奈 岡村 圭祐
文/岡村 圭祐
カメラマン/コミュニティマネージャー


イベント企画、ハリガネアーティスト、求職者支援、料理人、専門学校の講師など様々な顔を持っているニリーさん。
専門学校の講師、機械製造会社の設計部門を経て、三年前に起業しました。
自分の興味の持ったことはすぐに始め、今でも新しい挑戦をし続けています。
ニリーさんに今までの人生について話を聞きました。

にり屋 清野晃紀(ニリー)さん

 



新しい挑戦をし続ける
イベント企画、ハリガネアーティスト、求職者支援、料理人、専門学校の講師など様々な顔を持っているニリーさん。
専門学校の講師、機械製造会社の設計部門を経て、三年前に起業しました。
自分の興味の持ったことはすぐに始め、今でも新しい挑戦をし続けています。
ニリーさんに今までの人生について話を聞きました。


Q起業に至る経緯を教えてください
「県立の高等技術専門校卒業後、母校の非常勤講師と会社員を行ったり来たりする中で、縛られるのが嫌になり自分で自由に仕事をしようと起業をしました。
最初は、写真などの加工プリント業やDVDのダビングなどをしていましたが、
徐々に自分にできることや好きなことを増やし仕事にしていきました。」

 


人の輪を広げる仕事
Qにり屋とはどのような会社ですか
「にり屋というニリーそのものが商品の会社です。
私がやりたかったことは人との繋がりを生むことであり、この郡山でいろんなジャンルの人と知り合える交流の機会を作りたいと考えています。直接私を介さなくても、にり屋を通して人の輪を広げていってほしいです。
みんなが自立をし、お互いが足りないところを補い合える関係性を作っていきたいです。」

Q印象的な出来事はありますか
「ハリガネのワークショップを始めたばかりの時、あるお客さんに
『この値段じゃ買えないよ』と怒られてしまったんです。200〜500円ほどでハリガネの置物を売っていたのですが、値下げ交渉かと思っていたところ
『こんな安い値段では買わない』と言われました。
その時、商品の価値はお客さんが決める、自分で自分の価値を決めつけてはいけない。とプランディングの考え方のようなもの学びました。」

 


自分自身のつらい経験が「人への優しさ」に
Q人生の中で今につながる話はありますか
「私は一度、県立の高等技術専門校を卒業し就活をしたのですがうまくいかなかったです。その時は就活について何もわからず、履歴書を四つ折りで封筒に入れたり、証明写真にプリクラを貼ったりと、就活についての知識がゼロで200〜300の不採用をもらいました。その時の経験を生かし今は就職支援の活動をしています。就活について何もわからなかった経験があるからこそ相手の気持ちに寄り添った支援ができると思っています。」

Q人生における姿勢
「広く深くですね。
これは専門学校の先生が言っていた言葉で、何事も広く浅くを繰り返していけば、徐々にそれが深くなり『広く深く』になるという言葉です。
就活の時、専門校の先生が、パン屋の求人を持ってきたことがありました。私が電気は関係ないではないかというと、
『パン屋さんの機械が壊れたら君がなおせばいい、世の中はすべてつながっていて無駄なものはない、分野は関係なく何になるかは自由だ』
という言葉をくれました。それがずっと残っていて今の自分につながっているのではないかと思います。」