DAY 5 下北沢に住みたくなった

  • 2015/10/23

人生初の下北沢!

研修が始まって5日目。今日は初めて渋谷以外のco-baを訪問しました。渋谷駅から京王井の頭線に乗って急行でわずか3分で下北沢に到着。下北沢というと「若者のまち」とか「演劇のまち」とかいろいろな表現を聞きますが、駅を降りたときの印象は“東京とは思えない普通さ”。駅前の商店街は何となくなつかしい雰囲気で、地方からやってきた私でも優しく受け入れてくれるような感じでした。

駅から歩くこと5分程度で今日の目的地、「co-ba shimokita/the Association」にたどり着きます。Smart Design Associationが運営するこのシェアオフィスは2015年8月にco-ba Networkに仲間入りしました。向かい側におしゃれなカフェがあったので(けっこう雑誌とかで紹介されているらしい)コーヒー持参でお伺いしました。(ちょっと東京に慣れてきたので都会っぽいことをしてみます。)

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▲2階へ上がるとすてきな空間が

下北沢の個性

今回の研修では、各地のco-baを訪ねて運営者の方にインタビューをして、シェアオフィス・コワーキングスペースでの利用者のコミュニティ形成に”空間”、“ヒト”、“コト”がどのような役割を果たすのかを考えます。
下北沢ではオーナーの須賀大介さん、Smart Design Association東京事業部の眞弓英和さん、コミュニティマネージャーの池松拓哉さんのお3方からお話を伺いました。福岡に移住してそこを拠点に活動されているオーナーさんは福岡にもシェアオフィスを開設しています。仕事の場所を提供するのではなく、みんなをつなげるコミュニティを提供するという運営者の気持ちが強く感じられたインタビューになりました。インタビューの詳細は後日掲載します。

「co-ba shimokita/the Association」は2011年にオープン。
真っ白な壁・床・天井と植物の緑や家具の木の色、固定席の青いカーペットとのコントラストが印象的な空間でした。壁で仕切られているようで中にいると空間のつながりを感じられる設計。オーナーさんの親友の建築家がデザインしたこのシェアオフィスには何と和室が!
たまに寝ている人もいるんだとか。仕事の合間にリフレッシュするには最適なんだろうなと思います。

会員さん提案の企画が多いのもこのシェアオフィスの特徴なんだと思います。
ホームページで会員さん企画がたくさんあるのを見ていましたが、中の掲示板に書いてある「課外活動」も多くが会員さんの提案。個人的には“タピオカ部”が気になりました。こうした雰囲気は運営者の方の努力もあるのだと思いますが下北沢という自由で自然体な環境が生み出している地域性なのかもしれません。

何だか素敵だぞ、下北沢。都会に住むのはちょっと無理かなと思っていたけど、ここならいいかも。そんな風に思った下北沢でした。

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▲入口を入ると明るいミーティングスペース

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▲外が見える固定席

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▲シェアオフィスの中に和室が!

「co-ba shimokita/the Association」http://www.theassociation.jp/
「Smart Design Association」http://www.s-design.jp/

◆今日のみっちー日記◆
10/23(金)・晴れ
・下北沢のco-baは人と人とのつながりを大事にするあったかいコミュニティだった
・運営者の強い想いは会員にちゃんと伝播するんだなぁ
・インタビュー終了後に交流会に飛び入り!なんて素敵なんだ、下北沢

Profile  光井周平

1983年広島生まれ。幼少期から城好きだったことが要因で中学校卒業後に呉工業高等専門学校(呉高専)建築学科に入学。 卒業後は広島大学に編入学をして、大学院工学研究科博士課程前期、後期を経て母校である呉高専に教員となる。 専門分野は建築構造で、助教として主に木造建築に関する研究をしている。 学生とともに呉市両城の空き家再生プロジェクトに取り組み始めて以来、“場(空間)”と“そこに集う人々”が地域の活性化に どのような役割を果たすのかに関心がある。2015年10月から12月まで民間企業研修のためツクルバで活動中。