DAY 9 co-ba libraryでのイベントを体験!

  • 2015/10/27

東京デンマークWEEK2015!

今夜はco-ba shibuyaの上の階にあるco-ba libraryでのイベントに参加してきました。ayanomimi 東京デンマークWEEK 2015として10/26から10/30まで都内各地で開催されているイベントの1つで、今日のテーマは「ENTREPRENUERSHIP in DENMARK (デンマークにおける起業家精神)」。プレゼンターはデンマーク・コペンハーゲンを拠点に活動されているビジネスコンサルティング企業「ayanomimi」の代表・岡村彩さんとツクルバ代表の中村真広さんのお2人です。岡村さんはデンマーク出身。デザイン業界でのビジネスの傍らデンマークと日本との交流を深めるためのさまざまな活動に取り組まれています。Q&AタイムにはファシリテーターとしてEpoch Makers代表の別府大河さんも加わって、デンマークからこれからの日本に活かせるヒントを得るべく様々な意見が交わされました。

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▲デンマークの起業環境について語ってくれたayanomimi・岡村彩さん

北欧は税金が高いことで有名ですが、デンマークでは消費税が25%、所得税が55%。高いけど週の労働時間は37時間(ということは平均すると平日7.4時間かぁ)と決まっているそうで守らないと会社側が起こられるのだとか。物価も人件費も高いけど国民1人あたりのGDPは日本の約1.5倍。なんでそんなに豊かなんだ、デンマーク!?

大学にインキュベーションオフィスを整備して学生の起業を無料でサポートする仕組みなど若者が起業しやすい環境、事務手続きの徹底した効率化で起業をサポートする行政、社会の中で自分の役割を見つけ積極的にコミュニティに参加しようとするデンマークの国民性。いろんな要素が重なっているのだと思いますが、現代の日本が参考にすべきことがデンマークにはたくさんあるのかもしれません。

co-ba kure-kosenを宣伝してもらいました!

続いてツクルバ代表の中村さんから。

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▲co-ba NETWORKについて語るツクルバ代表の中村真広さん

「いわゆるシェアオフィスとして場所を貸すんですけれども、それだけじゃなくて、そこに集まってくる人たちが“働く”ということを通じてコミュニティをつくっていってもらえるような、そんな場所をつくれたらいいなという思いでやってます。」

そんな全国のco-baについて紹介する中でco-ba kure-kosenについても話していただきました。呉高専とツクルバとの出会いとか、夏休みに100人以上の学生有志が集まってco-baをつくり上げたDIYワークショップとか、その後新たにスタートした高専での様々な取り組み、そして今回私がツクルバに来ている人事交流など、この1年で呉高専がすごく変わったなということを改めて感じました。

「ユーザーが行き来することで何か新しい産業が生み出せたらいいなと思っているんです」

各地のco-baに集まる個性的な人たちがネットワークでつながる。その中で呉高専の学生たちはどんな出会いをするんだろうか。とても楽しみになりました。

 ◆今日のみっちー日記◆
10/27(火)・晴れ(東京に来て以来ずっと晴れてます)
・広島にいたらきっとこういうイベントには参加しなかった。積極的に外と関わるのって楽しいぞ。
・職業が違っても、年齢が違っても、住む場所が違っても、話すと自分の中で何かが変わる。
・デンマークと言えば広島ではとあるパン屋さんが有名。この企業がきっかけでコペンハーゲンでは毎年春に桜祭りをしているらしい。

Profile  光井周平

1983年広島生まれ。幼少期から城好きだったことが要因で中学校卒業後に呉工業高等専門学校(呉高専)建築学科に入学。 卒業後は広島大学に編入学をして、大学院工学研究科博士課程前期、後期を経て母校である呉高専に教員となる。 専門分野は建築構造で、助教として主に木造建築に関する研究をしている。 学生とともに呉市両城の空き家再生プロジェクトに取り組み始めて以来、“場(空間)”と“そこに集う人々”が地域の活性化に どのような役割を果たすのかに関心がある。2015年10月から12月まで民間企業研修のためツクルバで活動中。