DAY 19 週末は落語を聞きに行こう

  • 2015/11/06

先日co-ba libraryで初めて落語家の方とお会いしました。立川志の彦さん。先日紫綬褒章を受章した立川志の輔さんのお弟子さんです。各地で精力的に活動されていますが、今年の5月にco-ba libraryでの落語会、8月に真夏の夜のくらやみ落語会キッズデイでの落語会など、co-ba shibuyaとは関係の深い落語家さんです。先日はPARCO前でストリート落語をされたりとおもしろい取り組みもされています。今回は2014年6月から毎月開催されているという「立川志の彦落語会 in UPLINK」に行ってきました。

呉高専で年に一度行っている文化行事に落語家の方をお招きしたことがありますが、その際は都合により参加できずにいたので私にとっては初めての生で聞く落語。わくわくしながら会場の渋谷・アップリンクへ向かいます。

それにしても週末の渋谷は人が多い。東京滞在も3週目に入って人の多さにも徐々に慣れてきたように思っていましたが、co-ba shibuyaを出発して渋谷駅、スクランブル交差点、道玄坂と人込みを歩くとそれだけで体力を消耗します。

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▲スクランブル交差点は今夜も混雑

最近渋谷にも慣れてきたから、と珍しくGoogleMapをあまり見ずに会場に向かったら道を間違えました。急に人気がなくなってきたので地図を確認したら全然違う方向に向かってました。慌てて方向転換して、渋谷区松濤という住宅街を抜けて会場へ。何とか間に合いました。

会場は50人くらいが入る小さな場所。高座の後ろに写っている画像は、志の彦さんの知り合いのデザイナーさんが毎回違うデザインのものをつくっておられるそうです。異業種とのつながりってやっぱり大事ですね。開演時間が近づいて続々とお客さんが入ってきます。

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▲開演を待ちます

今日の演目は「つる」「宮戸川」「鼠穴」の三席。内容に入る前の「まくら」だったでしょうか?、そこからの話の流れがとても自然で、いつの間にかストーリーの中に入っているのが見事だなと思いました。時間が進むにつれて会場の一体感が出てきて、引き込まれました。随所に解説を入れてくださるのも、初めて聞きに来た私には分かりやすくてよかったです。

もちろんおもしろかったのですが、今回は研修中ということもあるのでおもしろさ以外の感想を。

仕事柄なのか分かりませんが、先の展開を考えながら聞いてしまっているなぁと実感。これから先どうなるのか、先の展開が予想できないとちょっと疲れるのだなぁと。自分がとっさの出来事への対応が苦手なこともあるのかもしれませんが、もっと単純に楽しめばよかったと反省。次はもっと純粋な気持ちで聞きたいと思います。

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▲物販の手ぬぐい

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▲新色の手ぬぐいを買いました

初めての落語鑑賞。少々肩の力を入れて聞きすぎたかなと思いました。次回はもっとリラックスして楽しみたいと思います。

Profile  光井周平

1983年広島生まれ。幼少期から城好きだったことが要因で中学校卒業後に呉工業高等専門学校(呉高専)建築学科に入学。 卒業後は広島大学に編入学をして、大学院工学研究科博士課程前期、後期を経て母校である呉高専に教員となる。 専門分野は建築構造で、助教として主に木造建築に関する研究をしている。 学生とともに呉市両城の空き家再生プロジェクトに取り組み始めて以来、“場(空間)”と“そこに集う人々”が地域の活性化に どのような役割を果たすのかに関心がある。2015年10月から12月まで民間企業研修のためツクルバで活動中。