DAY 24 都内のシェアオフィス探訪 vol.3

  • 2015/11/12

今日お邪魔したのはJR大塚駅から徒歩3分の場所にある「Ryozan Park 大塚 こそだてビレッジ」です。「シェアオフィス」と「子育て」とのコラボレーション。先日co-ba ROYAL ANNEXで知り合った保育士さんから教えていただいたのですが、7月に子どもが産まれたばかりの私にとって子育ては重大関心事。「“It takes a village to raise a child.”~1人のこどもを育てるのには、村全体の協力が必要だ~」がコンセプトのシェアオフィスとはどんな場所なのか?わくわくしながら向かいます。

IMG_1868
▲都電荒川線のそばにあります

運営しているのは「Ryozan Park 巣鴨」というちょっとラグジュアリーなシェアハウスを運営する会社です。都電荒川線のすぐそばにあるビルの5階から7階までの3フロアに分かれていて、それぞれに「FOCUS」「CORE」「FAMILY」という名称が付いています。

IMG_1857
▲個室とミーティングスペースのある5階「FOCUS」

IMG_1851
▲6階「CORE」はフリーアドレスタイプ

5階は個室のフロア。間仕切りで区切られたスペースで集中して仕事のできる空間です。6階はフリーアドレスタイプのシェアオフィス。入口付近にはちょっと高級なソファーがあったり、窓際にはちょっと休憩できるスペースがあったり。比較的長時間滞在できそうな印象でした。午前中は7階で一時預かりをしてもらえるので、7階に子どもを預けたお母さんが6階で集中して仕事をする、というような使い方もされているそうです。

IMG_1834
▲子どもの様子を見ながら仕事ができる7階「FAMILY」のオフィススペース

IMG_1835
▲子どもが遊べるキッズスペース

IMG_1825
▲キッチンも充実の和室スペース

そしてお目当ての7階「FAMILY」。オフィススペース、キッズスペース、和室スペースがあります。保育士さんもいるので安心して子どもを預けられますね。

午前中は一時預かり施設として託児に対応しているので保護者は6階で集中して仕事ができます。ランチタイムをはさんで午後からは見守りの時間。親は同じフロアで仕事をしながら子どもを見守ります。保育スタッフや他の利用者も一緒に見守ってくれるので仕事もしっかりできそうだなと思いました。

IMG_1829
▲お昼寝・授乳のためのスペースもあります

 ランチタイムには子ども連れのお母さん、保育スタッフさんとお昼をご一緒させてもらいましたが、こうした時間に利用者どうしの交流もできるのでとても有意義な時間になりそうです。

 「シェアオフィス」×「子育て」というテーマの空間に保育士という専門家が加わることで可能性が大きく広がっているという印象でした。既存のイメージに縛られずに様々なものを掛け合わせてみることで新しいコミュニティを生み出せるのかな、と感じたシェアオフィスでした。

Ryozan Park 大塚 こそだてビレッジ http://ryozanpark.jp/village/

※店内の撮影およびこのページでの紹介については関係者の承諾を得ています※

◆今日のみっちー日記◆
11/12(木)・晴れときどき曇り
・こういう場所で仕事をすることで新たに生まれるコラボレーションはおもしろそう。
・ものごとを「シェア」する文化が日本でも浸透すると世の中のいろんな問題が解決しそう。
・「シェアオフィス」×「学生」=?

Profile  光井周平

1983年広島生まれ。幼少期から城好きだったことが要因で中学校卒業後に呉工業高等専門学校(呉高専)建築学科に入学。 卒業後は広島大学に編入学をして、大学院工学研究科博士課程前期、後期を経て母校である呉高専に教員となる。 専門分野は建築構造で、助教として主に木造建築に関する研究をしている。 学生とともに呉市両城の空き家再生プロジェクトに取り組み始めて以来、“場(空間)”と“そこに集う人々”が地域の活性化に どのような役割を果たすのかに関心がある。2015年10月から12月まで民間企業研修のためツクルバで活動中。