DAY 30 飛騨高山での出会い vol.1

  • 2015/11/19

高山での滞在も残すところあと1日。飛騨でもたくさんの出会いがありましたが、ここで少し書き留めておきたいと思います。

1件目は高山滞在中に利用した「飛騨高山ゲストハウスとまる」。元は洋服店として使われていた築70年以上の木造建物を改装して2011年にスタートしたゲストハウスです。JR高山駅から徒歩2分ほど、高山の伝統的な町並みや商店街へのアクセスも簡単です。紅葉が見事な飛騨国分寺のすぐ近くにあります。

IMG_2245
▲ゲストハウスとまるの外観

ゲストハウスに泊まるのは広島・尾道にある「あなごのねどこ」に続いて2度目です。部屋は相部屋のドミトリーが男女混合と女性専用の2室、それと別に個室が1室あります。私が滞在した期間はドミトリーはほぼ満室で、個室には家族で泊まっておられました。チェックインを済ませて部屋のある2階へ。

IMG_2179
▲階段を上がる

IMG_2174
▲階段を上がって今回泊まるお部屋に。

IMG_2285
▲ドミトリーの内部。

 部屋にあるベッドは飛騨の職人さんに特注でつくってもらったそうです。ベッドの中は足を伸ばしても足元に荷物が置けるくらい余裕のあるスペースでした。

オーナーさんは県外のご出身ですが、カナダでのツアーガイドや東京、長野での勤務経験を経て、現在は高山でご家族でゲストハウスを運営しておられます。小さなお子さんがいらっしゃいますが、海外からのお客さんも多いゲストハウスでたくさんの大人に囲まれて育つというのは非常に貴重な経験だと思います。

高山にやってくるお客さんと高山の魅力的な人とをつなぐHUBになれたら、という思いはco-ba hida takayamaの住さん、浅野さんと同じなのだなと思いました。高山市で生まれ育って故郷高山をおもしろくしたいと思っている人と、高山の魅力に惹かれて移り住んできた人と。様々な人生を経て高山の地で出会った人々がこれからもっともっと高山をおもしろくしてゆくのだろうと思います。

「山が好きなので山の近くでゲストハウスがしたかった」というオーナーさん。お客さんとの距離が近くてコミュニケーションが多いのがゲストハウスの魅力。帰ったときに「おかえりなさい」と暖かく迎えてくれるとほっとします。次回は家族で訪れたくなったすてきなゲストハウスでした。

12281910_886388201469386_836049383_o
▲ゲストハウスで出会ったみなさんと。

飛騨高山ゲストハウスとまる http://www.hidatakayama-guesthouse.com/

 

◆◆おまけ◆◆

高山に着いた初日に住さんに連れて行っていただいた「半弓道場」。初心者でも優しく教えてくれます。飲食店街の一角に突如あるミニ弓道場は現在やっているおじいちゃん、おばあちゃんの前の代からあるそうです。300円で矢が10本打てます。これ、広島にもあったらいいのに。

私は3/10でした。初心者にしてはよくできた方だそうです。ちなみに住さんは7本当たってました。さすが。

ファイル_007 (1)

ファイル_004 (1)

ファイル_005 (1)

Profile  光井周平

1983年広島生まれ。幼少期から城好きだったことが要因で中学校卒業後に呉工業高等専門学校(呉高専)建築学科に入学。 卒業後は広島大学に編入学をして、大学院工学研究科博士課程前期、後期を経て母校である呉高専に教員となる。 専門分野は建築構造で、助教として主に木造建築に関する研究をしている。 学生とともに呉市両城の空き家再生プロジェクトに取り組み始めて以来、“場(空間)”と“そこに集う人々”が地域の活性化に どのような役割を果たすのかに関心がある。2015年10月から12月まで民間企業研修のためツクルバで活動中。