【イベントレポート】co-ba Talk Live vol.4「地域に根ざしながら、事業を広げる」

  • 2018/11/27

co-ba takamatsuが目指す、「地域に開かれ、多様な人が集う場」。 

様々な興味関心を持つ地域の多様な人が混ざり合う“場”をつくるため、
地域で新しい働き方や、おもしろい動きを実践するゲストを招く、 「co-ba Talk Live」を開催しました。 

イベント詳細

■日程:2018年11月22日(水)19:00~21:30
■場所:co-ba takamatsu

「地域に開かれ、多様な人が集う場」co-ba takamatsu



▲co-ba takamatsuコミュニティマネージャーの荒木優衣


まずは、コミュニティマネージャーの荒木優衣からオープニング。
co-ba takamatsuの会員、イベントにすでに来ていただいたことがある方は何度も耳にしている説明かもしれませんが・・・
co-ba takamatsuの想いやこの場の意義をお話させていただきました。

co-ba takamatsuがオープンしてからはや4ヶ月。
イベントを通じてたくさんの方に足を運んでいただける場所になりつつあります。
こういった場があることによって、会員同士や、イベントに来た方同士がつながり、
アイデアやスキルもシェアしながら、お互いが高めあえるようになればと思っています。

利用してくださる方々には、co-ba takamatsuのもつ場所はもちろん、
情報やつながり、運営会社であるあなぶきグループのリソースも含めて、
多いに活用していただいて、一緒に成長していきたいと考えています。

トークセッション「地域に根ざしながら、事業を広げる」

co-ba Talk Liveは、co-ba takamatsuのアドバイザーであり、
四国の若者をつなぐ場づくりを行う四国若者会議の代表の瑞田信仁さんをモデレーターに、トークセッションがスタートします。


▲四国若者会議の瑞田信二さん

瑞田さんは四国若者会議の代表理事をつとめながら、
ご実家のお寺の副住職でもあり、徳島県のスタートアップ企業の役員でもあるという様々な活動をされています。
瑞田さんの活動のお話だけでも大変興味深い・・・。

そんな瑞田さんから今川さんを今回のトークセッションご紹介いただいたのは、
co-ba takamatsuとしても新規のビジネスを創出する風土をつくり出していきたいなかで、
“地域に根ざしながら”新しい事業を増やしていくという観点に共感でき、トークセッションのゲストとしてお越しいただくことになりました。


▲株式会社イマガワの今川宗一郎さん

株式会社イマガワの今川宗一郎さんは、ショッピングストアー今川の経営をベースにしながら、
KAKIGORICAFE ひむろ仁尾蒲鉾店「さるしや」移動販売サンサンマーケット等、地元の三豊市仁尾町で少しずつ事業を拡大されています。
また、一般社団法人誇の代表として、地域の古民家「松賀屋」を支えるためのシェアビレッジ仁尾等の活動も実施されています。
https://kagawayouth.wordpress.com/2017/09/26/soichiro_imagawa/

様々な事業を展開して多角化しているようにみえますが、
あくまでも“食”というのが中核にあって、かつ、軽トラックで5分以内で行くことができる商圏をつくる、ということを大事にされています。
『自分にとって大事なのは地元、多店舗展開してしまうと、自分の目が行き届かなくなってしまう、
 仁尾町以外ではやらない。』
そう断言する今川さん。



“地域をよくする”という共通言語がコミュニティをつくっていくきっかけ

香川県の観光名所といえば、必ず名前があがってくるのが三豊市の“父母ヶ浜(ちちぶがはま)”。
こちらの父母ヶ浜海水浴場の指定管理者にも選定された今川さんは、来年に向けてやりたいことがあるといいます。

いわゆるフォトジェニックな場所で、インスタ映えで有名になった父母ヶ浜ではありますが、
10年後にインスタが存在しているかどうかもわからないし、このまま盛り上がり続けるかどうかもわからないこの時代で、
インスタ映えでたくさんの観光客が来てくれるのはいいことだが、
そこに住む地元の人たちがたくさんの人たちが来て疲弊することは望んでいないと。
自分がやりたいことは、何よりそこに住む地域の人たちにとってもよく、こんな田舎町でも夢があるんだ!ということを伝えたい、
そのように今川さんは語ってくれました。



事業を拡大されているなかで、多くのコミュニティに関わってきた今川さんですが、
やはり地域を動かそうとすると、困難なことや、失敗もたくさんあったようです。
地域からの信用が必要になってくるし、やるからには圧倒的な結果が必要。
“アイツやるやつやん!”と思ってもらえるように活動をされてきたとのこと。

ただ、そのなかで自身との共感値が高い人とコミュニティはつくりやすく、
その人たちと共通言語は“地域をよくする”という想い。
そこが共感してもらえる人たちと一緒に様々な事業をつくっていきながら、“地域をよくする”ことに関わっていきたいとお話してくれました。

co-ba Talk Liveの醍醐味はゲストとの近さと、参加者同士の交流

トークセッションが終了した後は、会場のレイアウトを変えての交流会。
ピザとビールを片手に会話が弾みます。
ただゲストをよんで、テーマにそった話をしてもらって終わりではなく、トークセッションの後の交流会は、同じ興味をもって出会った参加者として、多角的に考え合う場にもなります。



毎回色々な方にイベントに参加いただき、多種多様な出会いのきっかけとなっているco-ba Talk Live。
引き続き、皆さんのご参加をお待ちしております。