日本最先端の”離島”海士町に「co-ba ama」がオープン!

  • 2017/05/18

 

島根県隠岐郡海士町の元保育園舎をリノベーションし活用されている、多世代交流施設「あまマーレ」内に、「co-ba ama」がオープンしました。 「あらゆるチャレンジを応援する」をコンセプトに、全国にパートナーシップ展開を広げる「co-ba NETWORK」の15拠点目となります。

■運営者は初の行政「海士町役場」

全国15拠点目にして、初めての行政との協働となり、運営は海士町役場の職員が担います。

海士町では、これまでもユニークな施策と、実際に若い世代の移住者が増え続けていることから注目を浴びていますが、さらなるIT事業者やクリエイターの誘致を進める産業創出事業の一環として「co-ba ama」を新設することになりました。「co-ba ama」を通して、島民だけではなく、島を訪れた人々が仕事を通して出会い、繋がりを持てる場となることが目的です。また、「co-ba NETWORK」を利用して島内のIT事業者が東京の仕事を受注するなど、さまざまなビジネスマッチングの機会を生み出すことが期待されます。

■お金ではなく「特産物」を送るパートナーシップの仕組み

「co-ba ama」では、「co-ba」ブランドのパートナーシップフィーをお金ではなく特産物を送る「ソーシャルキャピタル払い」という仕組みを作りました。海士産のサザエや岩がきなど旬の食材を全国の「co-ba NETWORK」拠点へ送ることで、島の一次産品(加工品含む)の販売促進と販路拡大にも貢献します。担当する地産地商課の寺田理弘さんは、「IT事業者誘致だけでなく、特産品PRもできて一石二鳥。都市と地方の新しい繋がりを生み出したい」と言います。

■島全体をコワーキングスペースとして広げていく

海士町役場地産地商課では今後、町管理の古民家をはじめ、島内の他の施設を利用して複数の「co-ba」を作る構想もあります。 将来的には、行政の施設だけではなく、島民の家や軒先、自然の中など、たくさんの場にワークプレイスが点在し、島の中を巡りながら仕事ができるようになります。

▼プレスリリース
http://tsukuruba.com/news/post-1122/

▼greenz.jpにも記事掲載頂きました!
http://greenz.jp/2017/05/19/coba_ama/

円ではなく特産物を送るパートナーシップの仕組みや、島の色々な場所にco-baを点在させて行く構想など、海士町でつくる場所ならではの取り組みや、誕生までの経緯などが丁寧に取材されています!ぜひこちらもご覧ください。

▼co-ba ama 公式WEBサイト
https://co-ba.net/ama